知れば知るほどサッカーが楽しくなる!
当サイトではサッカーをより楽しんでもらうための戦術解説を行っています。
ただ見るだけでもサッカーは楽しいですが、戦術の理解を深めていただくとよりサッカーを楽しめるようになります。
是非サッカー戦術を学んでより楽しくサッカー観戦しましょう!
本記事のテーマ
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攻撃のスイッチ?
サッカーの攻撃戦術”レイオフ”について徹底解説
この記事はこんな疑問を持つ人にオススメ!
- サッカーをもっと楽しみたい!
- 攻撃の戦術ってどんなのがあるの?
- レイオフってよく聞くけど何?
レイオフとは?
レイオフとは縦パスを受けた選手(ポストプレーヤー)が行う「落としのパス」のことです。

レイオフを行うために必要な選手は赤色の3選手です。
①パスを出す選手
②パスを落とす選手
③パスを受ける選手
この時に「②パスを落とす選手」が行うパスのことをレイオフと呼んでいます。
例)シティのレイオフ
シティのレイオフ。
— Nishi (@west_fmarinos) February 19, 2021
マフレズ、ジェズス、ベルナルドシウバが少し立ち位置を変えながらもトライアングルをキープ。
ウォーカーがマフレズにパスが出す瞬間に、3人が共通のイメージを持って動き出す。
チームとしての完成度が高い👏#ManCity
pic.twitter.com/YQNRnwn2U3
例)リーズのレイオフ
FAカップ
— inamo (@inamo18) January 9, 2020
アーセナルvsリーズ
鬼才ビエルサ監督率いるリーズの崩し。縦パスが入ると密集にも関わらず一気に攻撃のスイッチが入り、複数の選手が関わる。
レイオフ、ワンツー、弾いて受け直す、時間と空間が無くても出せる確かな技術。面白い90分でした。
pic.twitter.com/YbSx6clZqi
レイオフのメリットは?
続いてレイオフのメリットについて触れていきます。
主なレイオフのメリットは2つです。
- DFの裏を取りやすくなる
- 縦パスの処理を行いやすい
それぞれ解説していきます。
1.DFの裏を取りやすくなる
レイオフの一つ前のプレーから振り返りましょう。
レイオフ直前に②選手は①選手からボールを受けるためにやや下がって(DFから離れて)ボールを受けに行きます。

この時②選手のマーカーは②選手をフリーにさせたくないため、②選手の動きに合わせてついていきます。

結果的にDFの裏のスペースが空くことになり、レイオフを受けた③選手からDFの裏へボールを供給することでビックチャンスを生むことが可能となります。

このように相手の守備陣形を崩す事が出来る非常に重要なパスがレイオフなのです。
2.縦パスの処理を行いやすい
サッカーの縦パスは「攻撃のスイッチ」と形容されることも多い、非常に重要なパスになります。
当然DF側からすると、攻撃のスイッチを入れさせないために縦パスは徹底して潰しにきます。
そのため攻撃側はDFにボールを取られないよう、ボールスピードの早い縦パスを前線へ供給する必要があります。
DFからのプレッシャーが厳しい中で、鋭い縦パスを正確にトラップして前を向く事が難しいことは素人であってもご理解いただけると思います。
ではレイオフを使った場合はどうでしょうか?
鋭い縦パスをトラップして前を向くよりも、近くの味方選手にそのまま受け渡したほうが比較的容易に処理が出来ます。
また一人の選手がDFの相手をしながら無理して前を向くよりも、既に前を向いている選手に対して落としのパスをすることでスムーズに前を向いた状態でボールの保持が可能となります。

もちろん落としのパスを正確に行うのもそれ相応の技術が必要です。
まとめレイオフはビックチャンスを生み出す戦術
レイオフについて理解が深まったでしょうか?
レイオフについて学んだ事で、今まで意識していなかった何でも無い落としのパスが実は重要なパスの一つであるということが理解出来たかと思います。
このように戦術を理解することで、選手の意図を把握しやすくなりよりサッカー観戦が楽しくなるはずです。
より楽しいサッカーライフのためにも、楽しくサッカーについて学んでいきましょう!
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