2019ー20シーズンに最もブレイクしたプレイヤーの1人であるアダマ・トラオレ選手。
バルセロナのカンテラ出身でもあるトラオレの経歴やプレースタイルについて徹底解説して行きます!
本記事のテーマ
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プレミアリーグ屈指のドリブラーであるトラオレのプレースタイルについて徹底解説!
この記事はこんな疑問を持つ人にオススメ!
- アダマ・トラオレってどんな選手?
- アダマ・トラオレのプレースタイルを知りたい
- 今後の移籍について
アダマ・トラオレのプロフィール
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生年月日 : 1996年1月25日
出身 : スペイン・カタルーニャ州バルセロナ県出身
身長 : 178cm
体重 : 72kg
ポジション : FW
所属 : ウォルバーハンプトン・ワンダーランズ
代表歴 : スペイン代表
プロフィールを見ると24歳と意外と若いことがわかります。(2020年現在)
トラオレは筋骨隆々でボディビルダーのような見た目をしていますが、本人曰くウェイトトレーニングはしていないとのこと。
※ウェイトトレーニング=器具(重り)を使ったトレーニング
本当かどうかはわかりませんが、ウェイトトレーニング無しであの肉体を維持しているのは信じられないですね。。。
あの肉体であのスピード。まさに重戦車という言葉がお似合いですね!
バルセロナ時代
トラオレはマリ出身の両親の下、スペインのバルセロナで生まれました。
2004年にFCバルセロナのカンテラに入団し徐々に頭角を表すと、2013年にバルセロナBチームに昇格しました。
同年10月6日にスペインの2部リーグにてプロデビューを果たすと、プロデビューから二週間後にトップチームに昇格しました。
そしてスペイン1部のグラナダ戦にて17歳でトップチームデビュー!
バルセロナで17歳から出番を貰えていることからも、期待値は高かったようですね!
しかしトップチームデビュー後も主戦場はバルセロナBとして過ごしました。
2014−15シーズンはバルセロナBで3ゴールに留まりましたが、彼の将来性に惚れ込んだ各国のビッグクラブから数々のオファーが届きました。
数多くのオファーの中から、初期から目をかけていたアストンヴィラに移籍することを決断しました。
余談ですが、移籍の際にバルセロナは買い戻しオプションを付けていたそうです。
これはビッグクラブがよくやるやり方で、「レンタルでは無く完全移籍として手放すけど、もし選手が成長したたら安く譲ってね〜」といった契約です。
結局行使されることはありませんでしたが、バルセロナも彼の成長に期待していたんでしょうね!
アストンヴィラ〜ミドルズブラ時代
2015年にアストン・ヴィラへの移籍が正式発表されました。
アストン・ヴィラ加入後は骨折などの負傷に悩まされレギュラーに定着できず、12試合のみの出場になりました。
チームも開幕から不調で常に降格圏をウロウロとしており、最終的には2部降格となってしまいます。
2016年にはチャンピオンシップへと降格になったアストン・ヴィラと入れ替わるようにプレミアに昇格したミドルズブラに移籍することが発表されました。
ミドルズブラではすぐにレギュラーに定着しエースとしてチームを牽引しました。
しかしトラオレの活躍とは裏腹にチームの調子は好転せず、こちらも常に降格権をウロウロしているような状況。
最終的には1年での2部降格となってしまいます。
トラオレ自身は好調を維持し、プレミアの複数クラブから注目されるようになって行きました。
そして2018年8月8日にウォルバーハンプトン・ワンダーランズに5年契約で移籍することが発表!
この移籍がトラオレにとって大きなターニングポイントになったと思います。
ウォルバーハンプトン・ワンダーランズ時代
ウルブス移籍後すぐにレギュラーに定着。
ウルブスはここ数年力を力を付けて生きているチームで、2018ー19シーズンは7位でリーグ戦を終えました。
さらに2019ー20シーズンも7位となり、UELでもベスト8まで残るなど奮闘しています。
トラオレ自身もクラブの好調に合わせ徐々に注目されるようになりました。
独断で仕掛けるスキルとスピードは非常に驚異で、同僚のヒメネス・ジョッタとの3トップはビッグクラブからも恐れられるようになりました。
2019ー20シーズン終了後には数多くのクラブへの移籍が噂されるようになり、スペイン代表にも召集&デビューを果たしました!
兼ねてより両親の母国であるマリ代表でプレーすることが目標と発言していましたが、スペイン代表でデビューしたことでこの可能性は消滅しました。
アダマ・トラオレのプレースタイル
トラオレはフィジカルとスピードが特徴。
ドリブルが非常に大好きな選手で、ボールを持ったらまずはドリブルを考えているのではと思うほど常に仕掛ける姿勢を見せています。
実際に19−20シーズンにはドリブル成功回数「183回」を記録しています。
これはアザールが持っているプレミアリーグ最多ドリブル成功回数を塗り替え、19ー20シーズンの欧州主要リーグではメッシを抑えNo1の記録となっています。
あのメッシを凌駕するなんて。。。まさに怪物ですね。。。
トラオレは重心が低くしっかりと相手との間合いを見極めることができます。
跨ぎフェイントなども得意ですが、間合いの取り方が上手いので緩急だけで相手を抜き去ります。
フィジカルも強く相手に間合いを詰められても簡単にボールを奪われることがありません。
チームが劣勢でも1人で打開できる能力は非常に魅力的で、ビッククラブ相手でもどんどんドリブルを仕掛けて行きます。
チームとしてはトラオレのようにどんどん仕掛けるタイプの選手がいると非常に心強いです。
またドリブル成功率も高いので味方選手は信頼してどんどん前走ることができます。
⚽️ 4 goals
— Wolves (@Wolves) May 19, 2020
🅰️ 7 assists
⚡️ 145 successful dribbles
No wonder @AdamaTrd37 was in the @EASportsFIFA @PremierLeague #TOTSSF.
🐺🔥 pic.twitter.com/3Jtb3G8mdc
しかしトラオレは状況判断があまりよくありません。
ドリブルが好きすぎるあまりドリブルよりもパスを選択した方が効果的な場面でも、ドリブルを選択してしまいます。
自陣ゴール前でスペースがない状況でもドリブルを選択してしまいます。
また元バルセロナとは思えないほどパスが苦手です。
足下のスキルは非常に高いのですが、パス精度はそれほど高くありません。
今後、状況判断が改善されればさらに選手としてステップアップできると思います。
アダマ・トラオレの今後
2020年は多くのクラブから注目されましたが結局、移籍は実現しませんでした。
国内のシティ・リヴァプール、国外のユーベや古巣のバルセロナ復帰などが度々報道されていました。
筆者としては国内のチーム、特にリヴァプール辺りに移籍してくれると嬉しいなと思っていおります。
トラオレならサラーやマネの変わりも十分に果たせると思います。
しかしリヴァプールは2020年にトラオレではなく同じウルブスのジョッタを獲得しました。
ジョッタに加えトラオレも獲得する可能性は低い気がしています。
バルセロナ復帰路線ですが、パスよりもドリブルが得意な選手なので、バルセロナ向きの選手ではないような気がします。
しかし現監督のクーマンはパスサッカーに拘るつもりは無い旨の発言をしているため、獲得する可能性も十分にあります。
メッシの移籍が噂されているので代役としてドリブルのできるトラオレ獲得もなんとなくありそうです。
代表のアンス・ファティにはバルセロナ復帰を勧められているとの報道もありました。
ユーベからも噂されていますが、お買い物上手のユーベが高い移籍金を払ってトラオレを獲得するかどうかは微妙です。
しかしユーベは人材過多となっているので、人員整理のためにトレードという形でトラオレを獲得する可能性は高いです。
具体的な話が出なくなってしまったので予想する事が非常に難しいですが、筆者としては今後もプレミアで彼のプレーをみたいですね!
まとめ 怪物トラオレの今後の活躍に期待!
スペイン代表デビューも果たしたアダマ・トラオレ。
ウルブスに加入してからは順風満帆な日々を過ごしています。
武器であるドリブルをさらに磨き、今後も活躍できるのでしょうか?
そして気になる移籍についてもしっかりとウォッチして行きたいです!
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